2021年の8月31日
当日になって初音ミク誕生日だったなと、その日のうちに描きあげたスピードイラスト。
ラフ
ステージの上で歌っているイメージで、ホワッとしたにじみのある水彩筆でざっくりとラフをカキカキ。このペンは自信のある筆圧が高いところが濃くなり、何度も線が重なるところも滲んでつながって濃くなる特徴がありイメージを描きだしやすいです。
アバウトで情報量が多くなるのでなんかすごい絵を描いている錯覚もできます。
荒削りですがとにかく描き広げてみる段階。
なんとかその日にアップしたいので時短というのもあり顔周辺しか描かないつもりでしたが、手前に手を伸ばして遠近感を出して見栄えがあるようなレイアウトしました。
下書き
ラフを基に柔らかいけど少しぱきっとした筆ペンでペン入れのための実線の下書きを描きます。
マイクが安っぽかったのでダイナミックマイク?に変更、これが少し資料を見ましたがなんとなく描いたのでのちに苦しむ事になります。
ペン入れ
今見返すとよくわかりますが首の形がすごく不安になりますね。
手前の線の強弱を意識して先の太さを変えたり筆圧で力いっぱい描いていた記憶です。
遠近感を意識したはいいが手前は別として口元は逆に小さくしすぎなのは気づいていませんでしたね。違和感ばかりです。
誕生日記念ということで初代イラストを参考にしましたが、服の縁がよく見ると細かいギザギザだったことを初めて知りました。初代デザインにこだわって描く機会がなかったので新たな発見でした。
着色
ペン入れをぱきっと行ったのでバケツツールで塗り分け。
ネクタイだけ影ある…
この頃は色とパーツごとにレイヤーを分けているので単純な絵なのにレイヤー数がすごいことに。
肌色なら肌色だけのレイヤーの上に影やハイライトと、それを他のパーツにも行っていました。
肌の影だけ塗った状態
どうしてこんな事になったのかというと、色の統一感に自身がなく彩度低めに描いてしまう傾向があって都度調整できるようにレイヤーを分けた上に影の色もパーツごとに調整できるようにどんどん追加していました。
有機質の肌と、服とか装飾の無機物で影の色を変える描き方もあったので、肌だけは分けるのは間違っていないのですが、当時はその分類もあやふやだったのでとにかく全部色ごとにレイヤー、影もハイライトも更にレイヤーとなりました。時短と言いながら無駄が多いのがよくわかりますね。
仕上げ
ハイライトと背景(光当たってる風)となんとなく発光させて完成。
顔は可愛いですが、所々の雑さと髪の流れが意識できていないのが気になってしまいますがタイムリミットでした。
なんとか当日にアップロードして誕生日記念を個人的に盛り上げることができました。
勢いで描いてみましたがなんとか様になっている不思議なイラストです。
キャラデザがいいんだろうな。
いまだに初音ミクコンテンツは衰えないし、ソフトのアップデートで曲が作りやすくなっていると言うしで、もっとうまくなったときにリベンジしたいキャラクターですね。
あとがき
絵の振り返りをするのに期間が相手1年以上かかってしまっていて反省文が多い解説になってしまいました。
思い出すのも大変なので書き出した途中経過にダメ出しをする形式になってしまいますがこの頃に比べて少しは効率的に絵が描けているのだなと思います。
時間を見つけて次のイラストも解説できればと思います。