https://www.pixiv.net/artworks/91992810
シン・エヴァンゲリオン劇場公開を機に、アマゾンプライムで前作の序・破・Qを見直しました、
当時は序と破とリメイク続きなのもあってQしかまともに見ていなかったのですが、プライム会員ならそれらをフリーで見れてテンポよく観ることができたので分かりづらかったストーリーもおおよそですが楽しむことができました。
その中で、気になったキャラクターがアヤナミレイでした。
白いプラグスーツの綾波レイそっくりで黒いプラグスーツを着た方の仮称アヤナミレイです。
無口キャラだけどだんだんと人間らしい感情を見せていた先代の綾波レイと違い、
リセットされてしまったかのように更に無感情の仮称アヤナミレイ。
Qでの初登場なのですが、先代の綾波レイの代わりに登場した決められたことしか従わない操り人形。行動規範が命令か先代の綾波レイのなぞりのみ。
そんな子が物語終盤で「先代ならこんなときになんていうの?」というセリフを言います。
戦場で上司からの命令はほぼなくほったらかしで、急な状況変化にどうすればいいかを独り言だったのかもしれませんが敵に聞く始末。
そして「あなたは何がしたいの」と自分の気持ちを問われ命令にない行動をします。
正直Qの物語中ではいきなり改心したように見えるのですが。
先代のなぞりをしなくていい、自分がやりたいと思ったことをやるしかないとなったときに自分の感情に従い行動し、シン・エヴァンゲリオンでさらに感情を芽生えさせていく様子が描かれるのがすごく健気だなと感じいいなと思いました。
イラストを再び描き始めたときに、
まずは何から描こうかと悩み。
やっぱり以前描いた自分のオリキャラを描こうか、
以前はどのように描いていたっけ、
と偶然にもアヤナミレイの境遇に似たものを感じながら当時の流行りでシン・エヴァンゲリオンがアマゾンプライムでも観られる様になったこともあり描いてみました。
ここからは制作の覚え書き
このときはクリップスタジオでA4サイズの解像度350dpiで作業をして、キャンバスサイズが広大だなと感じて作業をしていたのを覚えています。
デジタルで線を描くときには解像度によって絵の印象がだいぶ違って、普段ネットで見るイラストは基本圧縮されている場合がほとんどで線のブレなどがごまかされてどれもすごくきれいな線で描かれているように感じるてしまい。どうやってこんな広いキャンバスできれいな線を描いているんだと四苦八苦していました。
たまにアップされている原寸サイズのイラストや作業PSD、イラストメイキング動画などをよく見ると、そこまで線はきれいに描いてなくて寧ろ墨一色のつけペンのようなベタ色でもなく鉛筆や筆などの不透明度ありのぼやっとした線で描かれていることに気づきました。
常識だったりするのかもしれませんが、アナログの漫画から入った自分にとって、もっとカラーのデジタルイラストは自由でいいと気付かされました。
ぼやっと描いてもいいとはいえまだまだ広大なキャンバス、デッサンも不安な自分にとってなかなか線を描くのは大変でしたがもう少し気を抜いてもいいと感じながら描いて行きました。
モチーフがアニメ絵なのもありまだバキバキの太めの線で描いてしまっていますがすこしずつ柔らかい線を目指して行こうと思いました。